本紙で連載している「鬼ことば」のコーナーで鬼の言葉や格言、鬼目線の風刺画、イラストを担当するのが東山田郷土資料館の栗原満直館長(76)だ。5月1日の改元に合わせ栗原館長は、特別に作品を寄せてくれた。その言葉に込められた思いや制作過程を取材した。
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「(人間は)心の栓がはずれると鬼が顔を出す。えっあの人があんなことをという事件や犯罪が起きる。誰にでも潜んでいる鬼がいる」。栗原館長は人間の心の中に潜む鬼の存在を通し、作品を描き上げる。筆ペンで文字を書き、絵の具で色を付ける。今回の作品は着想から3時間程で完成させたという。「作る時は深刻に考えない。インスピレーションで単語をメモしていく」と栗原館長。
今作品のキーワードは「改元」や「変わる」、「平成」、「令和」などの言葉を引用。栗原館長は「人の争いも含めた災難や戦争など災いが起こらない平和な世の中になってほしい」と作品への思いを説明する。
本日は「平成」から「令和」に変わった歴史的な日。「現世は変わるけど、鬼の世界は変わらない」と栗原館長。令和はどんな時代になるのだろうか。
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