夏のインターハイ(全国高校総体)につながる県高校総体の陸上競技がこのほど三ツ沢公園などで開催され、吉川絢斗さん(中大附属横浜・3年)が男子5000m競歩で大会新記録を更新し、男子の最優秀選手に選ばれた。県予選を勝ち抜き、南関東に出る都筑区内の高校に通う選手を紹介する。
男子5000m競歩の大会記録は、オリンピックに出場経験のある松永大介選手が横浜高校時代に出した21分54秒34だった。吉川さんは自己ベストの21分11秒を目標にレースに挑んだ。
結果は21分18秒98と大会記録を大幅に更新し、県内高校競歩に新たな歴史を刻んだ。「自己ベストを狙っていたので結果がついてきた。南関東も勝ち抜き、インターハイへ出場したい」と吉川さんは意気込む。
同校陸上競技部顧問の岡本克巳教諭(57)は「継続は力なりを貫き通して来たからこそ、現在の彼の成長がある。何事にも前向きで真面目に取り組む姿が印象的な選手です。自己記録の更新を目指し、インターハイへの切符を手にしてほしい」とエールを送る。
同校陸上部からは男子800mで4位の目良航大さん(3年)、女子5000m競歩で2位の富樫莉佐子さん(3年)、4位の林美玖さん(2年)も南関東に出場する。
競歩以外の種目で中大附属横浜高校所属の陸上部員が南関東予選に進むのは初めて。南関東に初参加する目良さんは「出場だけで終わらないように決勝に残りたい」と意気込む。
リレーで「荏田勢」躍動
陸上部の活動が盛んな荏田高校も奮闘した。男子では4×100mRで5位になり望月三綺さん(3年)、中村星南さん(2年)、長堀航平さん(2年)、日山太陽さん(3年)と110mハードルで5位の齊藤佳樹さん(3年)、棒高跳で4位の大口空さん(3年)が南関東行を手中に収めた。
一方、女子は4×400mRで5位になり宮崎リサさん(2年)、奈良澤舞香さん(3年)、前原由佳さん(2年)、西場美月さん(3年)が南関東予選へ挑戦する。
また、男子三段跳で13m64の記録を出した川和高校の伊倉貫太さん(3年)も南関東行を決めた。
各選手は6月14日から茨城県で行われる南関東地区予選会に神奈川県代表として出場し、全国大会のインターハイ出場権獲得に挑む。
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