神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2019年9月19日 エリアトップへ

水生生物で就労訓練 障害者らメダカなど飼育

社会

公開:2019年9月19日

  • LINE
  • hatena
飼育しているメダカと事業所で働くメンバー
飼育しているメダカと事業所で働くメンバー

 東山田町にある多機能型事業所さくらの樹(斉藤ゆかり施設長)では、障害者がメダカなど水生生物の飼育を通し、就労訓練に励んでいる。事業所職員や施設で働く障害者に仕事内容などについて話を聞いた。

 (一社)聖羅会が営むさくらの樹では知的障害や発達障害(自閉症含む)、難病のある13人が作業を行っている。就労継続支援B型の同事業所では企業での就労が難しい利用者が、この施設に通い、軽作業などを通し社会性を学んでいる。

 2008年の発足当初は豆腐作りなどを通し、障害者の就労訓練をしていた。しかし、老化現象が進む利用者に豆腐作りは重労動だった。そこで、斉藤施設長は軽作業を中心とした活動を模索し、出会ったのがメダカの飼育、販売だった。水槽の掃除や水作り、餌やり、個体の選別作業など、作業は単純だが、多岐に渡るメダカ飼育に着眼した。

 9月11日、東山田町の事業所ではメダカのサイズに合わせて選別する作業や水槽洗いなどが行われていた。現在はメダカのほか、ビーシュリンプと呼ばれる観賞用の小エビやミジンコ、イモリの飼育も行っている。

 障害者らが育てたメダカ、ビーシュリンプなどはペットショップや熱帯魚店に卸すほか、同事業所が運営するインターネット上のECサイト、いきものモール【URL】https://ikimonomall.com/でも販売をしている。

 事業所で働く20代前半の男性は「(丸いメダカ)だるまがかわいくて好き。作業が楽しい」と話し、通所3年目の男性は「ミジンコの餌をあげたり、作ったりするのが好き」と働きがいを感じているようだ。

都筑区版のトップニュース最新6

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月25日

読書検定高校の部でV

サレジオ学院高水さん

読書検定高校の部でV

「本好き」の共感集める

4月25日

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

「ゆわっこのおうち」開所

一般社団法人うるの木

「ゆわっこのおうち」開所

障害児の居場所の1つに

4月11日

レスリング日本代表に

都筑スポセン岡本景虎さん

レスリング日本代表に

11日からアジア選手権

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook