寄稿 127 環境対策と防災の取組み強化 横浜市会議員 斉藤しんじ
先週、公明党市議団で、香川県の海洋プラごみの回収・処理について、及び、愛媛県今治市の新ごみ処理施設整備について視察しました。
海洋プラごみ回収・処理
手軽で耐久性に富み、安価に生産できるプラスチックは、製品そのものだけでなく、ビニールや発泡スチロールなどの包装や梱包材等幅広く使われています。このプラスチックは利用後、きちんと分別処理されず、捨てられることも多く、河川などから海へ流れ込みます。そして、海洋生物が誤摂取するなどで傷つけられ、死んだりするという地球規模の課題となっています。香川県での実態調査では、海洋ごみの約85%がプラスチック類だったとのこと。回収・分別を漁業者が行い、漁協が保管し、県の委託した業者が運搬・処理を行うシステムを構築しており、国レベルでも世界に先駆けてシステム構築を行うべきと思います。
新ごみ処理施設整備
今治市のクリーンセンター「バリクリーン」が平成30年3月に竣工。この新施設では、可燃ごみ処理、リサイクルセンターとともに、防災拠点機能を兼ね備えています。防災設備として災害時に320人の市民が避難できる避難所、非常用発電機等が備えられ、避難者が7日間生活可能な飲料水、備品が蓄えられています。また、見学コースや環境啓発コーナーなども設置されており、横浜市では、今後都筑工場の建替え等の時期を迎えますが、こうした機会を通して、ごみ処理と防災機能を備えた施設の整備を進めていくよう提案していきます。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|