神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2020年1月30日 エリアトップへ

防災スピーカー 設置進む 市、3年かけ全域に整備

社会

公開:2020年1月30日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は災害時の情報発信力強化を目的に今年度から防災スピーカーの設置を進めている。2021年度までに市内190カ所に設置する計画で、4月1日からは初年度に整備された42カ所で運用がスタートする。

4月から42カ所運用

 市の災害時の情報発信は、区の広報車などはあるものの、ホームページ、Eメールなど電子的なものが中心だった。さらに県内で唯一、全域にわたる防災スピーカーを設置してない現状もあった。市危機管理室の担当者は「自然災害が多くなっている昨今、電子機器に弱い人が情報弱者にならないように様々な方法で情報発信する必要がある」と導入理由を説明する。

 初年度に防災スピーカーが整備されるのは、港南、都筑、栄、泉区の各区役所や西、戸塚消防署、地域防災拠点など42カ所で4月1日から運用が開始される。都筑区は都筑区役所と北山田消防出張所、市立南山田小学校が対象。今年度は約1億8500万円を計上。21年度までに未設置の区役所や半径300mの音達範囲内に住む人口が多い地域防災拠点など市内190カ所に整備する。

独自の緊急情報も

 防災スピーカーで放送される内容は、震度5弱以上の緊急地震速報や大津波警報、気象特別警報など国から発信される自動放送(Jアラート)と、横浜市が独自に発信する避難勧告や避難指示などの緊急情報の2つ。市は東日本大震災を受け、2013年度に沿岸8区を対象に屋外スピーカーを約90カ所設置しているが、このスピーカーは津波などに関するJアラートにしか対応していない。今後は市の緊急情報にも対応する予定だ。

 今年度設置される磯子区の岡村小学校周辺は、土砂災害警戒区域に指定されている。岡村地区連合町内会の三澤繁次会長は「昨年は大型台風などもあり防災スピーカーの必要性を感じていた」と話す。市危機管理室の担当者は「防災スピーカーは情報発信手段の一つ。これまでの文字や画面に加え音を取り入れ、必要な情報を素早く発信していきたい」と話した。

都筑区版のトップニュース最新6

30周年契機に愛着醸成

都筑区予算案

30周年契機に愛着醸成

自主企画事業に約1億円

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

公道で自動運転バス走行

京セラ

公道で自動運転バス走行

実証実験、一定の評価

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

4校協力し壁画完成

茅ケ崎中学校区

4校協力し壁画完成

1年半かけ地下道を明るく

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • 「BUNTAI」で歴史刻む

    FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.6

    「BUNTAI」で歴史刻む

    選手らがセン南などで広報活動

    3月28日

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook