9代目「横浜スカーフ親善大使」に選ばれた 岡田 直子さん 葛が谷在住 56歳
自分色を表現したい
○…2020の節目の年「地元横浜のために何かしたい」と考えていたところ友人に「あなたにピッタリ」と勧められ応募。決定通知に思わずガッツポーズした。「横浜の伝統工芸品であるスカーフの良さや自分らしさを表現できるスカーフの魅力を伝えていきたい」と朗らかに語る。
○…東京生まれ。7歳の時に横浜に来てから約50年。「私は浜っ子よ」と白い歯を見せる。小学生の頃大好きだった担任教諭に器械体操やマラソンを教えてもらったことでスポーツ好きに。高校ではハンドボールに挑戦。「3回肩を脱臼したわ」と怪我も恐れず部活動に明け暮れた。今でも高校の同級生たちと登山やスキー、ダイビングなどを楽しむ。「高校時代の仲間は一生の宝物。子育てもひと段落し、第二の青春謳歌中」と顔をほころばせる。
○…結婚し2児の母に。産まれた息子が心臓に障害があり心配が重なって暗くなっていった。そんな時に姉に紹介されたのが、顔色やスタイルに合う色を個性に合わせて診断するカラーミービューティフルの本。ここで知った「自分の個性を生かしたありのままが美しい」という考えが暗い心を明るくした。偶然の出会いだったが、人生を変えるものとなり、4月からカラー分析などイメージコンサルティングを行うサロンを友人らと石川町(中区)にオープンさせた。「自分と同じように子育てに悩む人にも伝えていきたい」と張り切る。
○…面接で着けたのは35年前に父が出張先で買ったお土産のスカーフ。当時は「スカーフなんて…」と思い着けてはいなかった。鮮やかな緑色は偶然にもカラー診断で自分に似合う色。「父は亡くなってしまったけどきっと背中を押してくれたんだ」と微笑む。
|
|
|
|
|
|