(公財)電気通信普及財団の2019年度テレコム社会科学賞奨励賞に東京都市大社会メディア学科の広田すみれ教授の著書『5人目の旅人たち―「水曜どうでしょう」と藩士コミュニティの研究(慶應義塾大学出版会)』が選ばれた。
同賞は、情報通信の更なる発展に資する著作や研究論文を表彰している。今回受賞した著書は、北海道テレビの人気番組「水曜どうでしょう」の熱心なファンがなぜ全国に広がったかをメディア論の視点で検証している。広田教授が同番組をテーマに選んだのは、学生に勧められたことがきっかけ。研究を進めると東日本大震災後にストレスを抱えた人が回復し元気になる「レジリエンス効果」があることが番組のファンによる実験やインタビューによって判明したという。「ローカル番組でありながら、ネットでも動画を配信したり掲示板を作ったりと取り組みが先駆的だった」と話す。「読み物として書いたものが学術的に評価されて嬉しい。この機会に読んでもらえれば」と広田教授。
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