区内の中学校教諭、土谷宗玄さんがこのほど、一冊の絵本をまとめあげた。生き方についてのメッセージが綴られた絵本のタイトルは「いきる」だ。
土谷さんは、過去には小学校教諭も務め、多くの子どもと深く関わってきた。子どもたちに伝えてきた思いを、昨年は詩集に仕上げた。詩だけでなく、イラストでも伝えたいと今回は絵本にまとめあげた。今後、同窓会などで卒業した子どもたちに会う時に、直接手渡ししていくという。
土谷さんは「これから出会う卒業生に、手渡しするのが楽しみ。生き方に悩んだ時に本を開き、前を向いてほしい」と笑顔を見せた。
詩集の1ページ目は自身が撮影した海の写真。絵本の1ページ目は同じ海の写真をイラストに描いたもの。「生き方を考えた時、『海』が自身にとって特別なものだった」と土谷さんは話す。
教育関係に関わる以前から、ダンスやDJ、サーフィンなどのカルチャーと深く関わってきた。DJでは、音楽と向き合い、選曲に関しては心象風景で共感できるアーティストや曲を大切にしている。土谷さんの心象風景は、サーフィンで体感した、美しい海の景色。この景色や、これまで出会った多くの人から、生き方や考え方に影響を受け、原動力となってきた。
詩集と今回まとめあげた絵本の1ページ目は、自身の原動力となった海の景色を子どもたちに伝えたいという思いが込められている。
「今後、音楽を通して、心の深い部分で、多くの人と共感できたら」と土谷さんは次なる夢を追いかけていく。
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