つづきっこ読書応援団代表の 三田 律子さん 茅ケ崎南在住 58歳
本繋ぐ縁に導かれ
○…都筑に住む子どもの読書環境を豊かにするために動き続け10年。共に活動する仲間の輪も広がり読書の喜びを子どもを中心に多くの人に伝えてきた。個人の活動も増え最近では読書と体験を一緒に行うイベントの依頼を受けることも。「子どもが目をきらきらと輝かせ興味を沸かせている瞬間がとっても好き」とやりがいを語る。
○…京都府出身。小学2年生で東京に引っ越したので記憶は薄いが、友達から「田舎っぺ」と指摘されるほどの京都訛りだった。「右を向けば関西弁、左を向けば標準語を話すバイリンガルだね」とおどけて話す。喧嘩もするしかけっこでは1等賞を取るようなやんちゃっ子。しかし中学校の頃にアトピーになり、症状が出るのを抑えるため運動は禁止に。一転し家に籠るように。そんな中出会ったのが読書だ。「童話集や百科事典を読むことは世界が広がるような楽しさだった」
○…「子どもにいい本を読ませたい」という親心から、図書館で行われる読み聞かせ会に妊娠中から参加。勉強のつもりでいたが気づくとボランティアとして読み聞かせをしていた。転勤が多く同じ場所に長くいることが少なかったが、大阪で知り合った図書館の司書さんに引っ越し先の図書館を紹介してもらい各地で活動した。「本のおかげで引っ越しのたびに人の輪が広がっていくようだった」と振り返る。
○…「文字が欲しくなってチラシを読んじゃう」と話すほどの活字好き。かつて本を紹介し喜んで読んでいた息子も社会人になった。今では「これ好きだと思うよ」と新しい分野を教えてくれるように。「分厚い本を持ってくると喧嘩売ってるのかと思います」と仲睦ましい関係を覗かせる。これからも本に導かれ世界は広がっていく。
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