都筑区内在住87歳の女性から寄贈された児童書337冊がこのほど、都筑図書館(大谷康晴館長)に配架された。
寄贈したのは10年前から都筑区に住み、図書館に毎週足を運んでいるという女性で氏名は明かしていない。「読みたい本が予約しても埋まっていることが多い。冊数が増えれば順番待ちが減るのでは」と考え、寄贈に至ったという。「少子化なんてどこの国というほどに若い子が多い。みんなに使ってもらい喜んでもらえれば」と話している。
都筑図書館での貸し出し冊数は年間で約80万冊。児童書は全体の4割を占める31万5千冊が貸し出され、横浜市内の図書館の平均冊数の32%に比べ貸し出し数が多い。
今回寄贈された本は、都筑図書館の司書で児童書選定を担当する職員が、図鑑や絵本などよく読まれる人気のシリーズの本を中心に選定した。寄贈された本は4日から貸し出しがスタートしたが、1週間経たない間に棚はガラガラに。大谷館長は「これだけ多くの本が寄贈されるのはあまりない。本当にありがたい」と感謝を述べた。
寄贈をした女性は小さい頃から読書が好きで、積み重ねると天井までつくほどの本を持っていたという。また、十数年間学校司書も務めた。
「都筑図書館はカウンセリングも丁寧でとてもありがたい。ここがもっといい場所になるように利用者も支援していくという気持ちをつなげていければ」と思いを込めた。
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