9月1日から市内の多くの小中学校や幼稚園で新学期が始まった。感染拡大が広がる中、子どもたちの学びと安全をどう守るのか、現場では手探りが続いている。
9月2日正午、川和町の都筑ヶ丘幼稚園(柏木照正園長)では昼食の時間を迎えた。園児の机の上には飛沫防止のパーテーションが設置され、新学期からは自分の顔が映ることで黙食を意識づける鏡も置いた。教職員は、園児が前を向いて食べるように「机におなかがくっついているかな?」などと呼びかけ、昼食中の対策を徹底していた。
同園ではコロナ対策として消毒の徹底、検温、換気に加え、同居の家族分の健康観察カードを導入している。カードは約20項目にも及ぶという。検温は新学期から1日2回に増やした。万が一感染者が出た場合には、教室に設置してあるカメラと職員への聞き取りで接触者を判断することができる体制を取っているという。
柏木園長によると、登園は各家庭の判断に任せているという。全園児345人のうち、60〜70人が感染症を気にして通園を控えているという(9月2日現在)。
柏木園長は「密集を避けながらマスク着用とおしゃべりを控えてもらうようにしている。ただ、幼稚園は楽しい場でなければならない。のびのびとした中でしっかりと感染症対策に取り組みたい」と話している。
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