第49回衆議院議員総選挙が10月31日に投開票され、神奈川7区(港北区・都筑区※都筑区の一部除く)は自民党の前職、鈴木馨祐氏(44)が小選挙区を制し、立憲民主党の前職、中谷一馬氏(38)が比例で復活当選した。神奈川8区(緑区・青葉区・都筑区の一部)は立憲民主党の前職、江田憲司氏(65)が小選挙区を制し、自民党の前職、三谷英弘氏(45)は比例で復活当選した。
7区、8区ともに前職の2人による一騎打ちの選挙戦となった。7区は僅差の接戦を展開した。
神奈川7区「地域の声、実現へ」
鈴木氏は午前1時過ぎに当確の知らせを受け「コロナ対策とともに経済成長、また外交安全保障、政治改革を強く訴え、信任をいただいたと思っている」と選挙戦を振り返り、「多くの声をいただいた党の改革、次の成長につながる規制改革を進めるのが役割。また子育て世代、若い世代のさまざまな思いをきちんと実現したい」と意気込みを口にした。
「生活に寄り添う政治」
同じく午前1時過ぎに比例選での当確の報が入った中谷陣営。支援者らに囲まれた中谷氏は「全国でも注目の激戦区。(12万以上の得票に)多くの方に託していただいた議席で、与野党拮抗する政治が、よりよい政治をつくっていく」と話し、「出産、子育て、教育など身近な市民の生活に寄り添った政治への期待に応えたい」と地域に呼びかけた。
神奈川8区「しがらみない立場」
江田氏は、投票が締め切られた午後8時過ぎ、早々に当確が報じられると、青葉台の事務所で集まった支援者とともに万歳。江田氏は「まったくしがらみのない立場から、皆さんだけを見た政治を行うことを誓う」と抱負を述べた。また、「緊張感のある国会」を目指すと語った。事務所には山中竹春市長が訪れ、祝意を述べる場面もあった。
前回から4万票増
前回から4万3844票を積み増した三谷氏。深夜に比例復活当選が報じられると、藤が丘の事務所で支持者にあいさつした。「感触は悪くなかった」と選挙戦を振り返りつつ「負けは負け。次回は自民党・公明党で小選挙区で勝ち抜く」と決意を語った。また「科学技術支援や教育改革など、次世代を担う人材育成に力を入れて取り組みたい」と抱負を語った。
投票率は前回上回る
7区の投票率は57・58%と前回比で5・99ポイント上昇した。8区の投票率は59・37%で前回比で5・78ポイント上昇した。
区別では港北区が57・24%、都筑区が58・62%で前回よりそれぞれ5・77ポイント、6・39ポイント上回った。青葉区の投票率は前回よりも6・05ポイント上昇し60・83%で市内18区で最も高い結果だった。
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