横浜市は11月26日、新型コロナウイルス感染症の第6波対策として、2回目のワクチン接種完了から原則8カ月以上経過した18歳以上の市民に3回目接種の個別通知を順次発送することを発表した。コロナ専門病院の開設に続き、変異株を監視するゲノム解析の体制整備、自宅療養者への訪問診療を実施したい考え。
医療従事者への3回目接種の個別通知は11月22日に発送し、今月から接種を開始した。一般の高齢者には2回目接種完了から8カ月以上経過した人から個別通知を順次発送する計画。1月中に接種可能な人には12月20日に発送する予定で、高齢者への接種は2月から本格化する。
接種場所は市内の医療機関約1900カ所を見込み、市が準備を進めている。集団接種の会場は高齢者の接種がピークを迎える来年3月以降を目途に9〜13カ所設置する予定。スムーズに予約できるよう、ウェブ検索の仕組みを整備するほか、各区役所の相談員を増員して代行予約を実施するとしている。
また新たな変異株の発生や発生動向の監視体制の強化にも着手する。議会で予算が成立すれば、来年1月から横浜市立大学と連携してゲノム解析の体制を整え、検体の解析を実施する。
市は12月1日に神奈川区内に60床のコロナ専門病院を開設。第5波のピーク時から2割増の826床を確保するほか、医師の診察が必要な自宅療養者に対し、訪問などによる診療を行う仕組みを創設するとしている。
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