マルシェコーディネーターとして黄金町でマルシェを開催する 臼井 彩子さん 都筑区在住 37歳
マルシェ通じ場をつくる
○…都筑区在住だが、ニュータウンとは違う下町の魅力に魅せられ、マルシェコーディネーターとして食を通じたまちづくりを中区黄金町などで行う。10月からは黄金町で毎週水曜日に「パンとコーヒーマルシェ」を主催。「パンとコーヒーがあれば人も集まってくるのでは」と毎回4、5店舗に声をかけ、一人で企画運営を行う。「食は世代を問わず人が集まるコンテンツ。新たな繋がりを生んでいければ」
○…これまでも商店会と協力しローカルマルシェの開催や、年に2回大きなイベントを開催してきたが、コロナの影響で軒並み中止に。「何も出来ないのも悲しい」と小規模で再始動させた。「一日限定の企画じゃなくて継続して開催することで意味が出てくるはず」と思いを込める。
○…美大に進学し、建築やインテリアなどを勉強する中でまちづくりに興味を持つように。「デザインはお金がある人じゃないと買えないかもしれないけど、まちづくりにデザインを活かせばだれもが参加できるのでは」と黄金町で行っていたアートによるまちづくりに関わるようになった。「なにか新しいものができそう」と感じた期待感は活動を通じ地域の人々と関わる中で「このエリアで活動を続けたい」と目的に変わった。一時他の仕事に就くもまた地域に戻ってきた。
○…都筑区で生まれ育ち川和高校に進学した。「住む場所としていい」と現在も都筑に住んでいる。港北ニュータウンの誕生と共に賑わいを見せたえだきん商店街で、子どもの頃に買い物したのは楽しい思い出だ。「パリジェンヌでパンを買ったり、お肉屋さんに行ったり楽しかったな」と振り返る。「経験を活かし都筑でもマルシェを開催できれば」と夢は膨らむ。
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