横浜市消防局は17日、2021年の火災・救急概況を発表した。火災件数は696件で前年と比べて72件(11・5%)増加した。中でも電気火災が183件発生し、前年と比べて45件増加して過去最多となった。救急出場件数は新型コロナウイルス感染症患者の急増もあり、過去最多だった20年に次いで過去2番目を記録した。
電気火災とは、電気をエネルギーとする機器や用品、設備が発火源となる火災のことで、市内で発生した全火災の26・3%を占めた。中でも上位だったのが、スマートフォンやモバイルバッテリーなどに使用されるリチウムイオンバッテリーの18件、電気ストーブの17件、テーブルタップの16件だった。
また火災による死者は20人で前年と比べて8人増加した。16人が65歳以上の高齢者で14人が逃げ遅れて死亡し、12人が住宅用火災警報器を設置していなかった。
救急出場件数は20万4427件で前年と比べて9788件(5・0%)増加し、過去2番目を記録した。8月は新型コロナウイルス感染症患者の急増や熱中症の影響があり、月間として過去最多の2万1251件を記録した。
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