横浜市消防局が13日、2022年上半期の火災・救急概況を発表した。市内の火災件数は過去最少になったものの、救急件数は過去最多を記録した。都筑区でも火災は大きく減少したが、救急出場件数は大幅に増加している。
同局の発表によると、今年1月1日から6月30日までの上半期で市内で発生した火災(全火災)は336件だった。前年同期と比べて52件減少し、1997年以降で過去最少を記録した。
ただ、電気火災が占める割合が増大傾向にある。全火災のうち、電気火災が占める割合は33・0%で過去最高。住宅火災でも電気火災が占める割合が40・3%で過去最高となった。発火源として最も多いのがリチウムイオンバッテリーによるもので18件。燃やすごみに混入したバッテリーがゴミ収集車の回転板などで圧縮されてショートし出火するケースが5件あったという。次いで多いのが電気ストーブの17件だった。
全火災における出火原因をみると、1985年から連続で最多だった「放火(疑い含む)」は前年から28件減少して45件となり、51件の「たばこ」が最多となった。
全火災による死者は前年同期と比べ6人減少し、7人だった。住宅火災による死者は5人で3人が逃げ遅れ、2人が着衣着火によるものだった。
都筑区内の火災は前年同期と比べ6件減少し、11件だった。過去10年間の平均21件から半減したことになる。
急病が大幅増
救急出場件数は前年と比べて1万8482件増加し、11万3227件で過去最多を記録。搬送人員も前年同期と比べて1万1897人増加して9万1832人で過去最多だった。1月から6月までの全ての月で前年を上回った。都筑区内の出場件数は4835件で前年と比べて985件増加した。
種別にみると、出場件数で最も多いのは7万9103件の「急病」。前年同期と比べて1万4303件増加した。厳しい暑さが続いた6月下旬に熱中症の症状で搬送された人が集中した。
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