11日の防犯キャンペーンで一日警察署長を務める女子プロレスラー 春日 萌花(はるひもえか)さん 区内在住 28歳
小さな体に大きな勇気
○…見た目は身長160cmの普通の女性だが、職業は女子プロレスラー。区内に拠点を置く「大日本プロレス池辺町防犯隊」として、センター南駅前のすきっぷ広場で10月11日(木)、都筑警察署の一日警察署長に任命される。区内で出没する不審者の撲滅や、オレオレ詐欺の防止などを呼びかける予定だ。「弱者を狙う犯罪者は許せない。少しでも防犯に協力したい」
○…現在は女子プロレス団体WAVEに身を置き、試合のため全国を飛び回る。体重も52kgと、女子プロレスラーの中では決して体が大きいわけではなく、100kgを超える相手と対戦することもある。その体格差をカバーするのが負けん気の強さと、あきらめない心。「怖い時もあります。でも一度やろうと決めたらやりきる」とプロの表情を見せる。この勇気が、観客とリングを一層燃え上がらせる大きな要素となる。
○…意外にも学生時代から運動は大の苦手。中学生時代は吹奏楽部、高校生時代は部活をせず、テレビアニメやゲームに夢中となった。プロレスに出会ったのは高校3年生の時、知り合いに試合観戦に誘われたのがきっかけ。「白熱した試合が格闘ゲームの世界に見えて。ゲームの世界には入れないけど、ここなら」とそのままプロレスの世界に飛び込んだ。しかし厳しいプロの世界で、くじけそうになったことは「数えきれない」ほど。そこを持ち前の根性と、コーチやファンの応援で乗り切ってきた。「本当に周りの人に恵まれていると思います」と笑顔。これからも支えてくれた人たちのためにも”恩返し”をしていく。
○…果敢に挑戦するプロレスラーである傍ら、アキバ系レスラーとしての一面も見せる。それが転じて現在ではラジオ番組のパーソナリティや、洋画の吹替声優など芸能活動にも力を注ぐ。今後の目標は人の記憶に残るような活動をすること。さまざまな分野に携わりながらチャレンジは続く。
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