勝田町で活動する養浩館道場(櫻井裕介館長・52)の小学生チームが2月25日、千葉県で開催された「小野派一刀流流祖忠明旗争奪関東小学生剣道大会」で3位入賞した。都筑区内の剣道団体の入賞は初快挙。
大会は徳川幕府の剣の指南役だったとされる「小野派一刀流」を開いた南房総出身の小野次郎右衛門忠明の功績を後世に伝えることなどを目的に創設され今回で29回目。関東近郊から過去最多の126チームが参加した。
試合は補員を含め4年生以上の6人チームで編成。先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人で戦う。養浩館道場の出場選手は、西山大稀君(都田小6年)、荒川裕也君(虹ヶ丘小5年)、田邊宏胤君(新石川小6年)、伊藤凪沙さん(富士見小6年)、大崎友翔君(宮崎小6年)、上島蒼平君(勝田小6年)の6人がエントリーした。
予選リーグを順調に勝ち進んだ同チームは42チームがトーナメント戦で競う決勝大会に進出。決勝トーナメント1回戦は千葉県のチームを、2回戦は新潟県のチームに勝ちベスト16まで駒を進めた。
迎えた準々決勝行をかけた3回戦は東京の強豪、梅本少年剣友会と対戦。5人勝負で勝敗がつかず代表者戦を制してベスト8に。その後も今年度神奈川県チャンピオンチームの直信舘和泉道場(泉区)を破り、準決勝へ進んだ。
決勝進出をかけた試合は全国道場少年剣道大会2連覇の実績あるチームと対戦したが、惜敗し3位入賞の結果になった。また、先鋒としてチームに勢いをつけた都田小学校出身の西山君は大会の優秀選手5人に選ばれた。
剣道錬士7段で同チームの監督を務めた櫻井館長は「素直で優しい子が多いチーム。力は十分についてきたが、大きな大会で勝ちきることができずにいた。今年に入り皆で話し合い、食事から見直すなど取り組んできた成果がやっと表れた」と喜びを語る。
同道場を団体として立ち上げたのが11年。その後、16年夏に勝田町に自前道場を設置した。
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