7月8日に開幕する高校野球の夏の大会。数々の名勝負が繰り広げられてきた保土ケ谷球場のグラウンドキーパーを務める種苗生産大手「(株)サカタのタネ」(本社・仲町台2の7の1)の社員・濱崎謙輔さん(42)は「球児の皆さんが目一杯、悔いなく戦えるように最高の舞台を」と開幕を前に汗を流している。
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「最高の舞台を用意したいですよね」。整備が行き届いた人けのないグラウンドを見渡し、静かに話す姿からは「職人」の雰囲気が感じとれる。
保土ケ谷球場のグラウンドキーパーとなったのは2015年春。大会期間中、芝の刈り込み作業が必要な日は5時に球場に入る。「芝は刈り込まないと密度がなくなってしまいます。打球の転がりにも影響しますからね」。7500平方メートルにおよぶ外野部分の管理をほぼ1人で手掛ける。
県内12球場で開かれる今大会。「やっぱり気になりますよ」。テレビ中継もあり、「聖地」とも称される球場の管理を任せられるだけに、肥料などによる芝の色むらなどにも気を配る。大会期間中の夜に放映されるダイジェストニュースでは勝敗とともにグラウンドの状態に目が行くという。
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