横浜市はこのほど、都筑区の区民文化センター等整備予定地活用事業の事業予定者を自動車機器の開発や製造・販売などを手掛けるボッシュ(株)を代表企業とするグループに決定したと発表した。
整備予定地はセンター北、南両駅の間にある商業施設「港北みなも」前の広大な空地(中川中央)。ニュータウン造成時から「文化施設用地」とされていたが、20年以上も塩漬け状態が続いていた。
同グループはボッシュのオフィスや研究施設が入居する民間施設(地上7階地下2階)と区民文化センター(地上4階地下1階)機能を持つ、延床面積約5万5000平方メートルの施設を整備する予定だ。
グループにはボッシュのほか、商業用不動産サービスを提供するジョーンズラングラサール(株)と(株)竹中工務店の2社が構成員となり参画する。
未来型文化拠点へ
同グループが提案した事業コンセプトは「歴史ある都筑の文化とグローバルテクノロジー企業のFusion(融合)による、新しい未来型文化拠点づくり」。市は代表企業が区内において長く事業活動する点や就業人口の増加などで周辺施設への好影響を期待、また、広場空間の整備や活用など地域活性化に貢献する取り組みなどを評価した。
12月中には基本協定締結及び土地売買契約(仮契約)の締結を行い、市は市有地約1万2000平方メートルを約57億1528万円で売却する方針だ。19年3月に土地を引き渡し、その後設計協議を含む整備を開始。2023年春頃の完成予定だ。
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