都筑区薬剤師会の会長にこのほど就任した仲町台の(有)せせらぎ薬局代表取締役の 木村 久美子さん 見花山在住 65歳
○…「外から来た人の方が違う風を入れられる」と前会長からの言葉に背中を押され、都筑区にきてまだ4年だが、会長に就任した。これまで相模原の薬剤師会で役員や理事などを経験。行政ともタッグを組み、活動を広げてきた。「一薬局ではできないことも、薬剤師会としてまとまればできることが広がっていく。やはり会として協力し合うことは重要」と熱を込める。「多職種で連携し地域のためになりたい、そのためにも会員を増やしていければ」
○…三師会と協力したPCR検査やワクチン接種業務の協力など、会としてコロナ対策にも力を入れる。薬局を取り巻く環境は、薬局の定義の改正や処方のデジタル化など「モノからヒトへ」大きく変化し、対応が急がれる。自身が代表を務める薬局でも「中で待っているだけではだめ。在宅やオンラインなど、薬を渡すだけでなく、点から面へ展開させていかなくては」と考えを膨らませている。
○…薬剤師を志すようになったのは、高校の進路選択の時期。母親が薬剤師だった友人の話から「女の人でもずっと働いているんだ」と憧れを抱いた。地元の静岡での病院薬剤師経験を経て、結婚を機に神奈川へ。子育てをしながら働き続けてきた。時には、まだ小さな娘に「あなたは元気でしょ、ママはお熱が出た子を元気にしないといけないの」と話し仕事に出たことも。今ではその娘も、母の背中を追い薬剤師として働き始めている。
○…薬剤師会では、若い薬剤師の育成のため実習の受け入れも積極的に行う。「『背中を見て育て』でなく、きちんと説明し納得しながら進めていく。子育てと似ているかも。みんなで次の世代を育てていければ」と優しい眼差しを向ける。
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