旭区版 掲載号:2011年1月27日号
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戸塚区の野球チーム「戸塚シニア」出身で、横浜ベイスターズに入団した 荒波 翔さん 東希望が丘出身 25歳

夢の舞台で親に恩返しを

 ○…野球の名門、横浜高校に入学し、甲子園に出場した時から目指してきたプロ野球選手。昨年、ドラフト会議で横浜ベイスターズに3位指名され、長年の夢をつかんだ。「プロになれて良かった」と安堵の息を漏らす。プロになれた背景には、応援してくれたファンや家族の力があるという。特に、高校入学時から長い間離れて暮らしている両親は、「いつも見守ってくれる一番のファン」だ。

 ○…大学卒業後はトヨタ自動車に入社、3年間社会人野球で活躍した。1年目は、打率3割7分を超える好成績を残すが、2年目は打率2割と不振。「プロを意識し過ぎた」と分析するが、一度挫折を味わったことで得たものもある。プロ入りが叶わず落ち込んでいた一昨年、メールや電話でいつもと同じ前向きな言葉を掛けてくれた両親だが、後に兄から「お前と同じくらい親も悔しがっていた」と聞き、その思いの大きさに気付いた。念願のプロ入りを果たし、「少しは両親を喜ばせてあげられたのかな」。

 ○…小学1年のころに兄の影響で始めた野球。今までやめなかったのは、自信を持って自慢できる特技が野球だけだったから。中学時代は、主将として硬式野球チーム「戸塚シニア」に在籍。高校から寮生活を始め、大学、社会人でも野球一色の生活を送るが、常に向上心を持って取り組めるのは、野球の楽しさと奥の深さを知っているから。「勝った時の嬉しさはもちろん。思い通りにいかないところが、まだまだ野球を続けたいと思う理由です」と語る。

 ○…呼ばれたいニックネームは、「ハマのスピードスター」。50mを5秒7で走る俊足が最大の武器だ。そして、その足を生かした守備範囲の広さが自慢。目下の目標は1軍昇格。夢見たプロ野球界の入り口に立ち、努力をする意味や、両親の思いなど多くのことを教えてくれた野球を通じて、「試合を観た人に元気や感動を与えていきたい」と熱い思いを抱いている。
 

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