左近山SC 顔なじみの客 商店会で見守る 「旭区徘徊SOS」全店舗で協賛
認知症患者を地域で見守り、支える「旭区徘徊SOSネットワークシステム」に、左近山ショッピングセンター(野口明会長)が1月から加盟している。
このシステムは認知症などによる徘徊で行方不明者が発生した際、行政や地域の商店、福祉施設などが連携して家族の元に送り帰そうというもの。
同商店会では「旭の重忠・豆腐 青木屋」が先がけて協賛していた。店長の青木栄一さん=写真=は昨年夏、団地に住むひとり暮らしの高齢者が孤独死したことが大きな衝撃になった。「うちの店のお客さんでもあった。異変に気づけていれば」と振り返る。「商店会は発足40年以上経つので、どの店もお客さんと顔見知りが多い。家族構成も分かっているし、日ごろから会話も多いので、役立てるはず」。青木さんは全20店舗に声をかけ、賛同を得たという。
旭区では2010年度中に同システムへの協賛店1000カ所(区全体)を目指す方針だったが、今年1月末時点で505カ所と目標に追いついていないのが現状だ。区では「認知症への理解をより広めながら継続して声をかけていきたい」としている。
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