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旭区版 掲載号:2011年4月21日号 エリアトップへ

横浜市旭区医師会の会長に今月就任した 八ッ橋 輝海さん 中希望が丘在住 66歳

掲載号:2011年4月21日号

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治す執念、バトン継ぐ

 ○…「開業医は医療の第一線。早期発見で患者さんに喜ばれるのが使命」。開業医歴12年。希望ヶ丘駅前クリニックの院長が、約220会員のトップに立つ。「病院と診療所による『病診連携』が地域・災害医療のカギ。横浜、特に旭区はうまく機能している」。区内では大・中規模の病院と診療所が役割を分担し、医療体制をなしているという。

 ○…「治る、治らないが特にハッキリしている。それが外科」。20年ほど前、整形外科と組んで骨盤の手術をしたときのこと。朝9時にスタートして、終わったのが翌日昼だった。「やるのが当たり前。時間外労働という感覚はなかった」。手術後の経過次第では厳しい対応を迫られることもあるが、それ以上に感謝されることが生きがいだという。「意識をなくした人が回復して、治って笑顔で帰宅してくれる。こんなに楽しくて、嬉しいことはない」

 ○…生まれてから今も、根っからの「希望が丘人」だ。「話すのが下手だから、サラリーマンには向いてないかなと。外科医の腕に懸けてみようと思った」。県立希望ヶ丘高校を卒業。横須賀市立市民病院などで約30年間の勤務医生活を送った。「勤務医は24時間体制。ポケベルでいつ呼ばれるかわからない。休日も緊張しっぱなしだった」。医者になって7年間は無給。他の病院にアルバイトにも行った。「(夜間の)当直明けでも帰宅できないし、考えたこともない。36時間通しなんてこともあったけど、20代、30代なんて一晩寝なくても大丈夫だった」

 ○…「普段は頭、休日は体を使う。メリハリが大事」。かつて7000m級のヒマラヤも踏破したほど。高校時代の山岳部仲間で、春と秋は丹沢などに足を運ぶ。「孫娘は5歳。よくしゃべって楽しい」。夕食後に出かけることもあるが、妻と娘夫婦、孫と暮らす家はかけがえのない憩いの場。「(自分は)次世代につなぐ中継ぎだから」。後継者探しも楽しみの一つになりそうだ。
 

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