西川島町在住、松本ミト子さん(71)の自宅庭で、センダン(センダン科)の花=写真左=が5月半ばに初めて開花した。20年以上前に苗を植え、高さ4メートル近くまで育ったこの木。松本さんがセンダンの花を初めて見たのは、3年ほど前、鶴ヶ峰の親水緑道に咲いたものだったという。「長くここに(育って)いたから咲いたのでは。薄紫色がきれいで、いい香りがする」と話す。
松本さんにとって、センダンには一つの思い出がある。1951年に制定された母校・市立都岡小学校の校歌にある「ふたばに香る、せんだんの」という歌詞だ。「校歌に『センダン』という言葉があったのを覚えていた」という松本さん。半世紀の時を超えて、自宅でセンダンの花の開花に立ち会えたのだった。
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