振り込め詐欺を未然に防いだとして、旭警察署(片岡秀明署長)から横浜中尾郵便局の東條康宏局長に6月3日、感謝状が贈られた。
今回の出来事は5月19日のケース。職員が定期預金解約のため来店した女性客に声がけしたところ、「孫が会社の小切手が入ったかばんを電車に置き忘れたので、現金が必要」との理由を聞き出した。さらに女性が「(孫の)親には内緒にしてほしいと言われている」と話したため、不審に思い家族に確認したところ、孫から金銭要求の事実はなく、詐欺だと判明した。
東條局長は「住宅街にある郵便局なので、互いに顔を知っているお客様も多い。地域密着だからこそ、いち早く気付けたと思う」と振り返った。
詐欺被害総額は県内ワースト2
旭区内の振り込め詐欺は、1月〜6月2日で14件。被害金額は総額5790万円で県内ワースト2、横浜市内では1位となっている。
5月19日には旭区内で未遂含め6件の振り込め詐欺が起きており、うち2件で1300万円の被害が出ている。被害者の多くが言葉巧みに騙され、自宅に来た犯人に現金を手渡しているという。
旭署では「金融機関で大金をおろす人には、必ず声がけするよう指導している。これからも各機関と連携し、被害を水際で防いでいく」と話している。
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