ホタルの幼虫放流 川井小児童が育てた50匹
幼虫を放流する児童たち
横浜市立川井小学校（石川英雄校長）児童によるホタルの幼虫の放流式が、６月１日に都岡小川アメニティで行われた。
都岡小川アメニティは、同校に隣接する水辺の一部。地域にホタルが生息できる環境を作ろうと、５年前から住民と協力して取り組んでいる活動。５、６年生の環境委員会が、１年かけてホタルの幼虫を育成し、アメニティに放流している。
今年はヘイケボタル93匹を育成。昨年幼虫は１０００匹以上育ったが、エサの「カワニナ」に寄生虫がついてしまい、激減してしまったという。
当日は12人の環境委員が、約50匹の幼虫をアメニティに放流。児童たちは「７月にホタルが飛ぶのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
横浜ほたるの会の丸茂高会長や、川井地区社会福祉協議会の相澤豊利会長らも参加した。丸茂会長は「ホタルが生息する環境をつくるのは大変なことだが、これからも続けてもらえれば嬉しい」と期待を込めた。
取り組み当初から携わる相澤会長は「早くこのアメニティにホタルが定着するようになってほしい。自然相手なので難しいが、７月を楽しみにしている」と話していた。
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