指人形で笑顔を― いわき市豊間にプレゼント
女の子やおじいさん、子ブタやネコ。軍手を使ったかわいらしい指人形はまもなく、いわき市豊間地区に送られる。作ったのはさちが丘のNさん(66)。「人形を見るとみんな笑顔になる。コミュニティーづくりに役立てば」と被災地に送ることを決め、1ヵ月かけて26体をつくりあげた。
豊間地区は福島第一原発から約50Km離れた地点にあり、津波の被害も大きく受けた。Nさんにとっては、親戚が住んでおり、自身も何度も訪れた大切な場所。親戚を案じ、11月に豊間に足を運んだ。そこで感じたのは、コミュニティーの欠如。「他へ避難してる人もいるし、引きこもりがちな人もいる。このままじゃ地域の交流がなくなってしまう」。何かできないかと考えたとき、思いついたのが指人形。子どもが小さいころ、指人形を見せると笑顔になったことを思い出したという。
「何かしたいと考えている人は多いと思うけど、実際に行動に移すのは難しい。これを見て、『これならできそう』って思うきっかけにしてもらえたら嬉しいですね」と話した。
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