旭区版 掲載号:2012年2月16日号
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横浜市内をはじめ、各地で公演するピアニスト 斎藤 龍さん さちが丘在住 30歳

自然体と情熱、共存し

 ○…「クラシックは高尚なものって思われがち。ホッとするような、どこかで聴いたことあるって感じてもらえたら」。細かい理屈は抜きに、「いいな」と思って弾いた感覚を聴衆と共有したい―。2月4日のみなとみらいホール公演では、「アヴェマリア」など大ピアニストたちがアレンジした名曲を披露した。「いろんな場で、いろんなスタイルでずっと弾いていたい」

 ○…幼少を左近山で過ごす。1つ上の兄の影響で、3歳からピアノを始めた。「純粋に、ほめられるのが嬉しかった」。就学後は個人レッスンに加え、母親が付きっきりで指導した。昔から練習好きな方ではなかったが、「母親が物差し片手に見張ってて怖かったけど、そのおかげで今の自分がある」と、そっと微笑む。

 ○…中学時代は陸上部の長距離選手で、バスケにも熱中した。縁あって両親の母校、県立希望ヶ丘高校の門をくぐることになり、10年ほど過ごした名古屋を発ち旭区へ。09年に仏ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した同校OB、山田和樹さんが東京芸大入りした年だった。普通科なのにピアノが弾ける級友に囲まれ、「やるからには真剣にやらなきゃ」と奮起。ピアニストになると決心し、芸大ピアノ専攻に進んだ。中高時代の遅れを取り戻そうと練習に明け暮れたが、卒業前には大スランプに見舞われた。一時は就職も考えたが、芸大大学院を経てスイスのチューリッヒ芸術大学大学院へ。3年間でドイツやイタリアなどを回り、コンクール入賞も果たした。

 ○…ボーイスカウト歴10年以上のアウトドア派。今は芸大の非常勤講師の傍ら、国内外でコンサートに出演する。気分転換は「安くなった夜のスーパーで買い物」。チェロ奏者の妻と暮らし、日曜大工や家事炊事もこなす。「音楽はいつまでも終わりがないし、一生かかってもやりつくせない。それが楽しくて」。好きなことを続けられる喜びをかみしめ、鍵盤に向かう。
 

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