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旭区版 掲載号:2012年3月8日号 エリアトップへ

ケーキで笑顔 届けたい ポーズカフェ 被災地を継続支援

掲載号:2012年3月8日号

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昨年7月、女川町で開催したケーキ教室の様子=ポーズカフェ提供
昨年7月、女川町で開催したケーキ教室の様子=ポーズカフェ提供

 昨年3月11日の東日本大震災から、間もなく1年。旭区の菓子店、ポーズカフェでは「ケーキでみんなを笑顔にしたい」と、被災地でのケーキ教室をはじめ、チャリティーイベントへの出店など支援活動を続けている。

 ポーズカフェでは東日本大震災の復興を支援しようと、昨年5月から「ケーキでスマイル活動」に取り組んでいる。活動の一つとして、昨年5月に宮城県女川町の小学校へ焼き菓子を送ったほか、7月には女川第二小学校でケーキ教室を開催。被災した親子約50人が集まり、カップケーキ作りを楽しんだ。

 三村勝己代表は「最初は子どもたちの顔がこわばっていたが、少しずつ笑顔に変わっていった。ケーキの力ってすごいなと思った。喜んでくれて嬉しかった」と振り返る。

 10月には「旭ふれあい区民まつり」で女川町の水産加工品などを販売し、売上金を寄付。また金沢区の南部市場で開催されたチャリティーイベント「復興市」に参加し、クレープを販売するなど継続的に支援を続けている。

 三村代表は「復興にはまだまだ時間がかかる。長期的に支援をしていくことが必要」と話している。

被災高校生らグループ結成

 ポーズカフェでアルバイトをしている鎌田千里さん(高2)と澤村雅也君、鎌田さんと幼稚園から中学校まで一緒だった久保田将光君の3人が昨年11月、「自分たちにも何かできないか」と考え、「スリーピース」を結成した。

 久保田君は福島県立双葉高校から大和南高校に転入。昨夏の高校野球選手権神奈川大会には背番号10をつけて出場した。鎌田さんも福島県南相馬市で被災し、現在横浜で生活している。鎌田さんは「福島県は津波被害や原発問題など、多くの問題を抱えている。地元の南相馬市小高区は住民が全員避難している。南相馬は場所によって状況がばらばらで、地元が取り残されているように感じる」と胸中を明かす。

 「地元の南相馬を少しでも支援したい。まずは3人で、活動の土台作りから始めたい」と話す鎌田さん。今後は南相馬市の保育園などで、ケーキ教室を行う予定だ。

 鎌田さんは「(活動を通して)自分たちと同じ事を経験した子どもたちに、思いを伝えていきたい。『同じ気持ちの人がいるんだ』と知ってもらえれば」と話している。
 

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