プロバスケットボール男子、bjリーグ参入1年目の横浜ビー・コルセアーズが5月19日、プレイオフ・東カンファレンス(地区)決勝を戦い、リーグ連覇中の浜松に78―87で逆転負けした。翌日の3位決定戦では京都を75―66で下し、今季最終戦を白星で飾った。
「ファイナル4」と呼ばれ、東西でプレイオフ準決勝を勝ち進んだ4チームだけが立てる決勝の舞台、有明コロシアム=東京都。
19日は東西の決勝が行われ、レギュラーシーズン(52試合)の1試合平均失点がリーグ最少72・8点の横浜は、平均得点がリーグ最多84・7点の浜松・東三河フェニックスと対峙。序盤から浜松の攻撃を抑え、第3クオーター(4分の3/1試合40分)終了時点で62―56と、リーグ3連覇を狙う王者を追いつめた。
「勝ち方を知っている浜松の実力。35分勝っていたが、残り5分で負けた」と司令塔のポイントガード、山田謙治選手=中希望が丘在住=が振り返るように、第4クオーターで31失点。リーグ決勝進出を目前に、苦い逆転負けとなった。
今年度最終戦となった翌日の3位決定戦は、西地区の京都ハンナリーズとの対戦に。「悔しい敗戦から、1日で精神的に切り替えができた」とレジー・ゲーリーヘッドコーチ。第2クオーターでは堀田剛司選手=港南区在住=が、途中交代の約5分間で3点シュート2本を決めるなど、試合の流れを引き寄せた。
第4クオーターではシーズンMVPのジャスティン・バーレル選手が、相手の反則で得たフリースローを確実に決めるなど、着実に加点。一時は4点差まで迫られたが、得意のディフェンス(守備)からリズムをつくり、悲願のリーグ3位を手中にした。
蒲谷正之主将=横浜商大高出身=は「互いに尊敬し合いながら、個々が成長できた1年だった。来季はファイナル(リーグ決勝)に立ちたい」と語った。
シーズン中の平均出場時間が約31分と、大黒柱のバーレル選手に次いでチーム2番目だった山田選手は「ずっと応援し続けてくれた横浜のブースター(ファン)に感謝の気持ちでいっぱい」とし、「(自分は)求められているレベルではない。足りないところを個々が強化すれば、来季もいいスタートが切れるはず」と気持ちを引き締めていた。
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