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旭区版 掲載号:2012年5月24日号 エリアトップへ

横浜市幼稚園協会旭支部の新支部長 河原 和雄さん 保土ケ谷区今井町在住 77歳

掲載号:2012年5月24日号

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遊びと学びは表裏一体

 ○…「歴代の支部長が支部のためにやってきた思いをしっかり引き継ぎたい」。4月1日、幼稚園協会旭支部支部長に就任しての率直な気持ちだ。強化すべきことは、園長同士の連携と教員の質の向上。「先生方には幼児教育を担う使命感を感じてほしい」。そのためにも、研修や研究の強化には特に注力する方針。選択に迷いがないのは、それが確実に子どもたちのためになると信じるからだ。

 ○…「三つ子の魂百まで」。幼少時代の性格は、一生変わらない。人格形成の第一ステージである幼少期は極めて重要な時期にあたる。「自我が芽生えるこの時期は、何でも試してみることが大切」。幼稚園の先生は子どもにとって時に大きな存在になる。親よりも先生の言うことを優先したり、先生が初恋の相手…なんてことも。それだけ、大きな影響を与えるのだ。「遊びの中から学びを、学びの中から遊びを感じてほしい」。幼児教育の重要性を説く。

 ○…左近山幼稚園を運営する学校法人河原学園の理事長。幼稚園を開園させたのは、子どものころに父親を太平洋戦争で亡くし、周囲の慈愛により育てられたことがルーツになっている。「社会性がある仕事をしたいと考えていてね。何かあったときに責任が問われる職こそ、社会に貢献できる職だと思って」。そんな思いを胸に、高度成長期に開発された左近山地区に当時なかった幼稚園を、1970年に開園させた。

 ○…理事長となった今でも、なるべく現場に出向き、園児たちと触れ合う。「泣く子を黙らせるのは得意」と笑う。日々の業務に追われ、自分の時間はあまり持てないというが、幼稚園での仕事は「仕事」と感じていない。「園児と一緒。遊びと仕事の区別がないんだよ」と笑顔を見せる。少子化が進み、保育の形も多様化する昨今。時代が変わっても、幼稚園の活気と笑顔は変わらない。変わるものは子育ての支援方法。ニーズを探り、頼れる基盤をつくる。
 

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