資金集めから企画運営まで大半を生徒が担い、1万人近い入場客を集める県立希望ヶ丘高校=南希望が丘=の文化祭「記念祭」。開校115年を迎える伝統校の恒例イベントが、6月16日、17日に同校で開催される。
6月18日の開校記念日に合わせて、毎年この時季に企画されている同イベント。校舎前の広場を使った野外ステージ「前庭」をはじめ、教室や新・旧体育館など室内外で音楽、ダンス、パフォーマンスのほか屋台、作品展など105団体が手作り企画を披露する。
運営委員会の準備は1年がかりで、今回は16部門、約150人が委員に。「伝統校としてマンネリ化しないように、今までの形式を見直しつつ改良を重ねた」と委員長の吉澤瞳さん(18)と副委員長の齊藤良尚(かずなお)君(17)、芹沢愛弓(あゆみ)さん(17)は話す。これまで手洗いしていた食品用のエコ皿を、フィルムをはがして回収業者に返却するタイプのものに切り替えるなど、新アイデア実現にも余念がない。
中学時代に記念祭を見学し、その盛り上がりに圧倒されたという、吉澤さんと齊藤君。「3年間の集大成として、みんなが笑える2日間にしたい」。入学当時から委員会を続けてきた3人は、本番への思いを語る。
昨年12月には、被災地支援として岩手県立大槌高校吹奏楽部を招き、合同公演を実現した同校。今回販売する記念タオルの収益金の一部を、大槌町に送る予定だ。
開催時間は16日(土)10時〜17時、17日(日)9時〜16時。
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