旭区自衛消防隊連絡協議会の新会長 小森園(こもりぞの)福夫さん 保土ケ谷区在住 57歳
守るのは「自分たち」
○…自らの施設や会社、生命を守るため、防火防災活動に取り組む自衛消防隊。区内29団体が加盟する協議会のまとめ役を担う。「旭区の消防自治組織の充実を図っていきたい。法人同士の交流や情報交換を積極的に行っていくことはもちろん、消防自治組織の輪を広めていければ」と気を引き締める。
○…年1回、消防操法の技術や時間を競う技術訓練会の開催や、自衛消防組織を持つ施設では、独自で防災訓練が行われる。自身の会社では全体訓練をはじめ、夜間休日など防災管理が手薄になる時間帯の訓練にも取り組む。「自分たちで汗をかいて経験しないと、いざというとき守れないから」。旭区は住宅地が多く、「企業と比べると組織の単位は小さい」という。だが、「地域の方と連携し、自分たちでまちを守るんだという意識を共有していくことが大切」と話す。
○…「車が好き」という理由で、日産自動車に入社。勤務する市沢町の教育センターには、研修を受けるため全国から社員が集まるという。「自分はずっと人事畑だからね。新入社員から部長まで、研修しているよ」。それぞれの立場により教えることも異なるが、共通するのは「社員の成長に関われる喜びがあること」だ。「自分が教育に携わって昇進していく姿を見られるのは、やっぱり嬉しい。成長に寄与できたんだってね」と笑みをこぼす。
○…休日はゴルフに出かけることもあるが、今夢中になっているのは愛犬。「飼うつもりはなかったんだけど、お店ですりよってきちゃって」。散歩など愛犬と共に過ごす時間は、心休まるひとときだ。「親バカだけど、やっぱりうちの子が一番可愛い」。ささやかな目標もある。「今までは会社や家族のために働いてきたけど、60歳になったら社会貢献したい。世のため、人のために何かできればいいな。自治会や地域会に参加してみたい。そんな気持ちにかられているんだよ」
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