旭区版 掲載号:2012年6月21日号
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第2回デジタルまんが甲子園で優秀賞を受賞した 松瀬龍(りょう)さん 県立希望ヶ丘高校 2年

原点は「まんがで恩返し」

 ○…原稿用紙1ページに凝縮された、人間模様や感情、交錯する物語―。与えられたテーマに沿ったまんがで、読者が楽しめるか、共感できるかを競う「まんが甲子園」のデジタル版に初挑戦。全国160作品のうち、高校生部門で最優秀に次ぐ優秀賞を獲得した。「絵は苦手。経験も実力もないし」。画力よりもネタで勝負し、ちばてつや氏ら審査員をうなずかせた。

 ○…「ギャグネタを生み出すセンスは歴代部長ナンバーワン」。顧問の古谷範雄教諭が太鼓判を押すその資質は、読む人をいかに楽しませるか追求し続ける姿勢にある。「どんないい漫画を描いても、読者に伝わらなきゃ意味がない」。人に伝わる絵にするためには、何をすべきか。制作途中で先生や部員に作品を見てもらい、線の太さや色使いなどアドバイスを求めている。「自分の力ではできないことを指摘してもらうのはありがたいこと」と、仲間がいる部活動の醍醐味を語る。

 ○…雑誌「週刊少年ジャンプ」やTVアニメなど、幼少から漫画に触れていたが、ペンを執ることはなかった。中学時代は陸上部で、絵を描き始めたのは、高校でMFC(マンガファンクラブ)部に友人と入部してから。過去に読んで印象に残っている漫画の一つに『ヒカルの碁』がある。「碁を知らない人は多いけれども、ストーリーが面白い。ルールを知った後に読むと、さらに楽しめる」。漫画の題材やネタは、ふと思いつくことが多いという。「出てきたネタから、絵を完成させていくところに達成感がある」

 ○…漫画を描き続ける理由をこう語る。「小さいころから漫画家に楽しませてもらってきたから、これからは自分が楽しませたい」。個人戦の今大会に対し、学校として4回目の出場を目指す団体戦「まんが甲子園」(8月)は、出場校が明日22日に発表される。「自分も満足して、読者も満足させるのが夢。在学中に、これが自分の限界だと思える作品をつくりたい」
 

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