都岡レスキュー、さらに上へ 20年ぶり 関東大会出場
全国の救助隊員にとっての「甲子園」とも言える「全国消防救助技術大会」。その関東大会が7月6日、ゆりかもめ新豊洲駅前で開催され、都岡特別救助隊が出場した。全国大会への切符は逃したが、「横浜」の名を背負い、健闘を見せた。
市大会で1位、県大会で4位の成績を収め、関東大会へと駒を進めた都岡特別救助隊。大会には毎年参加しているが、関東大会への出場は約20年ぶりだ。都岡が出場した引揚救助は地下やマンホールなどでの災害を想定した訓練で、5人1組となり2人が空気呼吸器を装着して塔上から塔下へ降下し、要救助者を塔上へ救出するもの。23チームが出場する中、13番目の成績を残した。
隊長としてチームをまとめた小野好友さん(38)は「全員で全国を目指していたので悔しい気持ちはあるが、チームの資質を上げる良い機会になった」と振り返る。大会に初出場した4年目の皆川将吾さん(23)は消防学校在学中に横浜で開催された大会を目にし、出場を目指すようになったという。「普段訓練していることが、大会に出ることで自信につながった。今回失敗した部分もあったが、この経験を現場に生かしたい」と話した。
競技性のある大会だが、その根本にあるのは「市民のため」。「オレンジ」の使命感を胸に、技術をさらに磨き上げていく。
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