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旭区版 掲載号:2012年8月2日号 エリアトップへ

旭区獣医師会の会長に就任した 北川 泰彦さん 市沢町在住 43歳

掲載号:2012年8月2日号

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「動物と人」共存めざす

 ○…「会長になったのも何かの縁。青天の霹靂だったけど、決まったからにはしっかり務めたい」。旭区獣医師会の年齢に関わらず、意見の言いやすい風通しの良い雰囲気はそのままに、さらなるブラッシュアップを目指す。「忙しくなるだろうけど、その経験は将来に役立つはず。自分にとってもプラスになるかな」。物事はいつでもポジティブに考える主義だ。

 ○…獣医師会の役割として、「地域での動物と人の共存」を挙げた。「動物の好き嫌いには、人によって温度差がある。我々はその間に入り、バランスを考えるのが役目」。例えば、災害時におけるペットの受け入れ先。飼い主は少しでも近くにいたいと考える。しかし、避難所には苦手な人もいる。「動物が好きな人も嫌いな人も、双方が納得できる対応策を考えたい」。今年11月に旭区で初めて実施される、地域防災拠点でのペット同行の避難訓練は今年注力する事業の一つだ。

 ○…市沢町の自宅で、「きたがわ動物病院」を開く。ロゴのチャウチャウは、子どものころ飼っていたペットをイメージしている。幼い頃から動物好きだが、昔から獣医を目指していたわけではない。進路を考えていた時期、ペットを動物病院に連れて行ったとき、獣医が愛犬に治療を施す姿を見て「この道もある」。「理数系に行きサラリーマンに」という漠然とした進路を改め、獣医の道を志した。獣医学科での6年間は無我夢中。一瞬のひらめきで進路変更した道だったが、ぶれることは決してなかった。

 ○…毎日、病院では犬や猫を1日約15匹診る。また、家に戻ればペキニーズ、チワワ、シーズーの親子、ワイマラナーの5匹に囲まれる生活だ。動物はどんな存在かと問うと、少し時間をおいて、「特に意識してないからなぁ」。ヒトと動物に境はないようだ。話すことができない動物たちのために、獣医として彼らが少しでも生活しやすい環境づくりをサポートする。
 

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