横浜市・首都高 「環状北西線」事業に着手 保土ケ谷BP(バイパス)にも影響か
横浜市と首都高速道路(株)は「高速横浜環状北西線」事業への着手を発表。市民の利便性向上や物流活性化などを図る。完成予定は2021年度。総事業費約2200億円のうち、約620億円を市が負担する。
高速横浜環状北西線(以下北西線)は、青葉区の東名高速・横浜青葉ICと都筑区の第三京浜・港北ICを結ぶ、約7・1Kmの高速道路。都市計画事業として7月10日に認可され、地形調査などが一部進んでいる。今後トンネルや橋梁など道路構造物の設計を進め、用地取得に着手する。
北西線が整備されると、2016年度完成予定の生麦JCTと港北ICを結ぶ「高速横浜環状北線」と一体となる。これにより東名高速道路から横浜港や羽田空港への所要時間が短縮されるだけでなく、慢性的に混雑する保土ケ谷バイパスの交通量を分散でき渋滞緩和にもつながるとしている。
神奈川県トラック協会担当者は「今は、東名と市内高速を結ぶ主要道路は保土ケ谷バイパスだけなので、完成すれば物流環境が大きく改善するのでは」と話す。
現在、市は北西線と北線のほか、「高速横浜環状南線」「横浜湘南道路」も事業中。市内に「横浜環状道路」を造るため、北線と南線、計画中の「横浜環状道路西側区間」を高速道路で結ぶ事業を計画している。市道路局事業調整課担当者は「(横浜環状道路が完成すれば)市内一般道の慢性的な交通渋滞改善や市民生活の利便性向上などが望める」と話している。
事業地周辺の住民に向け、市と首都高速道路は8月29、30日と9月2、3日、事業説明会を青葉区、都筑区で実施。市は今後、周辺住民から要望などを聞き、事業を進めるとしている。
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