システム工学院 危機越え、準優勝 飛行船コンテストで
(学)扶桑山田学園横浜システム工学院専門学校(杉山勝巳学院長)のマイコン・ロボット科2年生4人の学生で結成したチーム「YSE―飛行船12」が、8月18日に東京都市大学横浜キャンパス=都筑区=で開催された「ESSロボットチャレンジ飛行船コンテスト」に出場。複合航行競技で準優勝を飾った。
自動航行する飛行船ロボットシステムの開発を競う同大会。全国から10チームが参加した。
同チームは基本航行競技と複合航行競技の2種目に出場。飛行船は温度で浮力が変わるため、その場の環境で調整が求められる。気流の関係で大会では空調を切るため、当日の室温は35度まで上昇。想定外の高温から、午前の基本航行競技では高度をとれず成績は伸びなかったという。だが、学生たちは諦めることなくプログラムを急きょ変更。この判断が奏功し、午後の複合では飛行に成功。折り返しの飛行に苦戦したが、見事準優勝をつかんだ。
出場した鎌田真人(まなと)君は「プレッシャーもあったが、結果を出せて良かった。この仲間たちがいたからアクシデントも乗り越えられた」と振り返った。チームは現在、10月に行われるリベンジマッチに向けて、飛行船の精度を高めているという。「次こそは優勝」。すでに先を見据えている。
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