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旭区版 掲載号:2012年10月18日号 エリアトップへ

旭ふれあい区民まつりに出演する「創作和太鼓集団・打鼓音」のリーダー 中山嘉子(よしこ)さん 川崎市在住 26歳

掲載号:2012年10月18日号

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「見える音」一打に

 ○…「ヨォーッ!」。ドンッ。威勢の良い掛け声ととともに、和太鼓の重低音が響く。星槎高校の和太鼓部設立を機に、NPO法人化した「創作和太鼓集団・打(だ)鼓音(こおん)」。今年は旭区の一大イベントでもある旭ふれあい区民まつりで演奏を披露する。「夏祭りでのお囃子のイメージを持たれがちだけど、和太鼓の世界観が広がるようなステージにしたい」。周囲を圧倒させるようなステージを構想する。  ○…若葉台の星槎中学・高校を拠点にする打鼓音はイベントでの演奏活動のほか、和太鼓教室を開催する。12月までスケジュールがびっしりで多忙を極め、一見順調そうだが、好きなことを仕事にするのは、そう簡単なことではなかった。高校卒業後、大学へ進学する友人が多いなか、選んだのは「太鼓で食べていく」道。夢を追いかけていく不安は大きかったが「どんなにダメでも可能性はある」。地道な活動は実を結び、今では教室に約300人が在籍し、昨年には和太鼓日本一の座もつかんだ。

 ○…中学生のころは見た目も派手で、学校も不登校気味だった。そんな自分を変えたのが、星槎高校和太鼓部の顧問・渡邊晃伸教諭との出会い。「先生って皆嫌いだったけど、渡邊先生だけは何か違くて。外見に関係なく、内面を知ろうとしてくれたんです」。渡邊教諭の勧めもあり和太鼓を始めると、すぐにのめりこんだ。持ち前の信念の強さから、一途に練習に励み、3年生では部長も務めた。

 ○…和太鼓一色の生活だが、たまの休みにはショッピングに出かける。洋服が好きで大量に買ってしまうが、ほとんど着る機会がなく高校生メンバーにあげることが多いとか。意志の強そうな目が印象的だが、ステージ前にはお腹が痛くなるなどあがり性な一面も。それでもステージに上がれば、華麗な演奏で会場を魅了する。「一打で喜び、悲しみが見えるような音を伝えたい」。区民まつりで見る大輪の笑顔が楽しみだ。
 

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