市立万騎が原小学校と市立南本宿小学校の児童らが10月11日、こども自然公園内の教育水田で稲刈りを行った=写真。
両校が約20年以上前から取り組んでいる稲作の体験学習。地域の水田指導員や保護者とともに稲を育てている。塩水に入れて良い種もみを選別する「塩水選(えんすいせん)」からもみまき、田植えなどを体験してきた。
待ちに待った稲刈り当日。児童らは指導員らに手ほどきを受けながら、稲刈りに挑戦。順調に作業は進み、黄金色の一面の田んぼは見る見るうちに姿を消していった。
収穫したのは「満月」というもち米の一種で、約400kg。指導員の鈴木一松さんによると、今年は気温が高かったことと水分量もあったことから、出来は例年より良いとのこと。「6年生は田んぼに入るのは最後かもしれない。この体験を覚えていてほしい」と鈴木さん。
刈った稲は約15日間天日干しされ、脱穀、もみすりをして両校がイベントで地域に振る舞う。万騎が原小学校では昨年、東日本大震災の影響を受けた宮城県女川町に稲を送っており、今年も送る予定だという。
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