「愚ドン・キホーテ」の一場面。中央が川添さん
毎年恒例の「若葉台文化祭」が11月10日から17日まで、若葉台スポーツ・文化クラブ（旧若葉台西中）を主会場に開催。30回記念文化祭・前夜祭として、10日には公演「愚ドン・キホーテ」（作・演出／久次米健太郎氏）が同クラブ体育室で披露された。
出演は、演劇を基軸にした企画集団「シンクロナイズ・プロデュース」のメンバーと、旧若葉台西中出身の俳優、川添通子さん＝写真下。現代を生きる「遍歴の騎士、ドン・キホーテ」と思い込む老人が、とある病院で読書にふける。そこへ劇団「シンクロナイズ・プロデュース」が慰問公演のために病院を訪問。劇団の面々たちが、物語の世界で理想を追い求め、旅する老人と共に、結末の見えない「お芝居」の旅に出ることにした―というオリジナルストーリーが演じられた。
川添さんは「客席と舞台が一体になったとき、心から楽しんでもらえたという実感があった。その時間と心をお客さんと共有することができて、ありがたかった」と手応えを語った。
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