(PR)
ふたえ交通株式会社 地元企業が運行 4月から本格化へ 旭中央地区で「地域の足」に
昨年4月から試験運行されている、二俣川駅と鶴ヶ峰駅の区間を走るコミュニティバス「四季めぐり」。運営するのは本村町の「ふたえ交通株式会社」(篠崎智雄社長)。昨年12月19日には横浜市地域公共交通会議において本格運行の協議が整った。よって、4月1日に向けて本格運行を目指す。
公共交通機関が通っていない旭中央地区では長年、横浜市の「地域交通サポート事業」によるコミュニティバスの導入が検討されてきた。だが、コミバスの一番のネックでもある採算性の不透明さから、事業者が決まらない状態が続いていたという。「コミバスの運行は本当に難しい。しかし、地域に育ててもらった身としては、何とかして力になりたかった」と篠崎社長。
タクシー会社の同社が事業者として手を挙げたことで、同地区では昨年4月から試験運行を開始。旭中央地区を細かく巡るコミバスに周囲の期待は高まったが、採算ラインである「1日最低130人」には届いていない。しかし、同社では利用者数を増やそうと、コースや運行時間の変更などをしながら、よりニーズに合った運行を目指してきた。
現在の利用者数の月平均は90人前後。採算性で言うと合格点ではないが、街中では買い物の荷物を持ち、バス停でコミバスを待つ住民の姿がしばしば見られる。とある男性(43)は「以前はタクシーを使うこともあったので、とても助かっている」と日ごろ通勤に利用しているという。試験運行から9ヵ月、確実に地域に根付いてきた。
篠崎社長は「足ができたことで、高齢者も外出しやすくなったという声も聞かれ、大変うれしく思う。本格運行を実施するということは、重大な責務だと痛感している。これからも地域の足として根付いていければ」と話している。
ユニバーサルデザインタクシー運行 車椅子もスムーズに
同社では、年齢や障害の有無などに関わらず利用できる「ユニバーサルデザイン」(UD)を導入したタクシーの運行を、2月下旬から開始する。
車椅子使用者や高齢者、妊婦などさまざまな人が利用しやすいよう考えられた「ユニバーサルデザインタクシー」。同社にもバリアフリーに配慮したタクシーを求める声があり、以前から導入を検討していたという。車両にはスロープが付いており、中はフラットな状態になっているため、車椅子に乗ったまま乗車できる。また、ベビーカーやスーツケースなども車内に持ち込むことも可能だ。通常のタクシーの高さよりもドアの上部が高く、手すりもついているので、楽な姿勢で乗り込めるのも特徴。
同社では運行開始に伴い、旭区内から羽田空港までの区間を7500円+通行料の定額制で新設する(予約制)。
同社は「車椅子での外出や重たい荷物を持つときなどに利用してもらえれば」と話している。
ふたえ交通株式会社
横浜市旭区本村町26-7
TEL:045-362-5315
FAX:045-362-5317
|
<PR>
|
|
|
|
|
|