旭区版 掲載号:2013年5月9日号
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工房アリアーレ 中途障害支援 冊子で周知 制度や施設 情報共有へ

社会

冊子を手にする田中所長(右)と白井所長
冊子を手にする田中所長(右)と白井所長
 病気や事故で脳に障害を受け、後遺症を持つ「中途障害者」を支援する二俣川のNPO法人「工房アリアーレ」。退院後の生活のための各種制度などをまとめた冊子5000部を3月に発行した。旭区役所のほか、今後は病院やケアプラザへも配布し、支援者への周知を通じて中途障害者の生活スタイルに選択肢を増やすねらいだ。

 工房アリアーレ(田中乃布枝(のぶえ)所長)は中途障害者を支援する横浜市内初の「地域作業所型」施設として、2010年8月に開所。現在は16人(平均年齢58歳)が登録しており、喫茶店での接客や小物入れなどの雑貨の製作販売に取り組んでいる。利用者のリハビリ自体を目的とした施設ではなく、「働く場」を提供するのがねらいだ。

 同所が3月に発行した冊子「自宅に戻ってからのおたすけガイド」は、脳卒中や脳外傷で中途障害者となり、麻痺や記憶障害などの後遺症を残す人に退院後の生活の助けとなる情報を提供するもの。「旭区リハビリ教室」や障害年金についての問い合わせ先など、各種サービスがイラストや写真を交えてわかりすいように工夫され紹介されている。

 田中所長(47)は「病院から普段の生活に戻った後で後遺症に悩まされ、どうしたらよいか戸惑う人は多い。いろいろな支援の施設や制度があることを多くの人に知ってもらいたい」と冊子への思いを語る。

 編集作業は中途障害者地域活動センター「フェニックス旭」(白井克典所長)=二俣川=をはじめ、区内各団体や言語聴覚士ら専門家と協力。「旭区中途障害者支援者連絡会」を立ち上げて取り組んだ。

 編集会議に参加した旭区の保健師は「支援団体の間でもお互いの取り組みや課題について知らないことが多かった。横のつながりができたことで、今後は中途障害者により多くの選択肢を提示していけるのでは」と手応えを話す。

「まずは支援者に」

 冊子発行の背景には「支援施設の存在をもっと早く知っていれば」というアリアーレ利用者の声があった。病院やケアマネジャーに支援施設の存在自体が知られておらず、退院時やケアプラン作成時にデイサービスなど介護保険制度上のサービスに頼るほかないということも少なくない。

 冊子は旭区役所の高齢・障害支援課の相談窓口に閲覧用が置かれ、希望者には配布している。主に区内のケアプラザや約400人いる民生委員に配布し、市内の病院への配布も検討しているという。

 田中所長は「まだ活躍できる場があるのに、それを知らなければ介護保険を適用するという選択しかできない。いくつかある選択肢の中から本人が選べるようにするためにも、まずは支援者へ周知を図っていきたい」と展望を語った。

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