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旭区版 掲載号:2013年8月8日号 エリアトップへ

「希望が丘ちょい呑みフェスティバル」の発起人 溝 怜史さん 大和市在住 34歳

掲載号:2013年8月8日号

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考える前に、動く

 ○…6月末に開催した市内初の「はしご酒」イベント「希望が丘ちょい呑みフェスティバル」。初日は大雨に見舞われたが、2日間で821枚のチケットを売り上げた。「ちょい呑みは店にとっては利益の出ないイベント。それでもまちを盛り上げようと、採算度外視で参加してくれて。新たな参加店も増えました」と手応えを語る。次回は8月末。希望が丘をさらに「呑んべえ」で埋めつくす。

 ○…ちょい呑みの発起人。店への交渉からフェイスブックを使った宣伝活動、各メディアの取材対応など、仲間に支えられながらこなしてきた。「イベントを通して希望が丘の名前を広く露出できた。希望が丘に目を向けてもらうきっかけになったと思います」。来店客の9割方が新規客だったなど、参加店からは嬉しい声も聞いた。「店側は疲れてましたけどね」と苦笑い。

 ○…希望ヶ丘駅近くに美容室「EST」を構える。美容師を目指したきっかけは高校生の時に付き合っていた彼女の髪を切る男性美容師への嫉妬心。「俺が切ってやる」―。残念ながら、その彼女とはすぐに別れてしまったそうだが、美容師への思いは続き、27歳で独立した。若くして店を持つことには不安もあった。でも「考えていたらできない」。はじめは大幅な赤字を抱えていたが、マーケティングの勉強をするなど地道な活動が実を結び、3年目でプラスに好転。先日は開店7周年を祝って、近所の創作和食ダイニング「FAM」を貸し切り、お客さんと大好きなお酒を楽しんだという。

 ○…希望が丘商店会の理事を務め、春の希望が丘商店会フェスティバルや年末のスタンプラリーなど複数のイベント企画の仕掛け人でもある。「まちを活性させたいと思っているだけじゃ何も変わらない」と、思いついたアイデアを次々と具現化する。「何でもはっきり言うので『生意気』って言われることもあります」とぽつり。揶揄されるのも愛されている証拠だろうか。

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