横浜の商店街の丼ものナンバーワンを決める「ガチ丼!」(主催/横浜市商店街総連合会)の決勝ラウンドに進出する上位15丼が発表され、旭区の「大龍飯店」がトップ通過した。「炭火串焼酒家・粋酔人(すいようび)」も16位からの繰り上げで進出を決め、同じ二俣川銀座商店会の両店は、10月19日の決戦で「金」を目指す。
一昨年のコロッケ、昨年のスイーツに続く第3弾企画として行われている「ガチ丼!」では、横浜市内の市商連加盟店から76店が出品。予選は6月1日から8月31日まで3カ月間の得票数で争われた。投票は各店舗備え付けのはがきのほかインターネットなどでも行われ、有効投票数は全体で1万89票だった。
1位通過は大龍飯店の「豚バラニンニク丼」。959票を集め、2位に約400票差をつけた。大差の結果に「勝ち残っていないと思っていたので驚いた」と店長の鈴木泰三さん(46)は明かした。
出品したのは40年前の創業当時から人気の「豚バラニンニク定食」を丼にしたもので「父の代から変わらない味を、支援してくれる人が大勢いてくれてありがたい」と話す。
同じ商店会ともに盛り上げ
粋酔人はランチ営業をしていない居酒屋のため、「不利かなとは思った」と同店を切り盛りする店長代理の松居京介さん(26)。辞退による繰り上げながら「チキン南蛮丼和風タルタル」で決勝進出を決めた。同店は大龍飯店と同じ二俣川銀座商店会に加盟し、同じ通り沿いに店を構えている。
松居さんは小学生のころから大龍飯店に足を運ぶ常連客。「長年のお得意様。今は年上から見てもいい男になった」と鈴木さん。松居さんは今も仕事前に立ち寄ることが多く、「昔から面白い『おっちゃん』。いつも元気がいい」。二人はライバルというより、同じ商店会を盛り上げる仲間としての意識が強い。
同商店会の目黒惠一会長は「商店会の2店がともに残ったことは素晴らしい。ぜひとも金、銀を持ち帰ってほしい」と期待を込める。
決勝ラウンドは10月19日に日産スタジアム前広場=港北区=で行われ、15丼の実食勝負により金、銀、銅の各賞が決定される。
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