旭高校創立40周年記念事業実行委員会の委員長を務めた 原初美佐(はつみさ)さん 今宿西町在住 54歳
母校で花咲く 桜のように
○…PTAのOBや役員、教員らで組織される記念事業実行委員会。一大イベントの記念式典を10月末に終え、「内容が決まったときはホッとした。素晴らしい会場で成功してよかった」と充実感を漂わせる。同期の中村修三さん、16期の水内猛さんによるサッカー界のOB対談や、部活動に昨年昇格したダンス部の発表を企画。演出に宝塚劇場の舞台監督を招き、華やかなステージを実現させた。
○…「最初は木もない寂しい校舎だった」。2期生だった入学当時は、体育の授業でグラウンド整備をした思い出も。ラグビー部に所属し、3年時の担任はサッカー部の名顧問で知られる元教諭、伊藤清春さんだ。「高校生活は辛いことより楽しかった」と振り返る。同期は年に数回集まる仲の良さ。卒業時に植樹した桜の苗木は大木になった。「満開の桜を見ると嬉しくなる」。時の流れを実感する。
○…旭区で生まれ育ち、小学生のころから少年野球チームに。学生時代は野球に陸上、ラグビー、テニスとスポーツに打ち込んできた。大学は経済学部を卒業後、市内の生地メーカーに営業職として就職したが、半年ほどで設計会社に転職。橋、土木関連の2社を経て現在の配管設計へ。未経験で飛び込んだ設計の道は、30年を超える。「いつも納期との戦い。でも、地道に取り組んできた図面が実物になったときの達成感はこの上ない」。図面作りのほか、30代で現場の仕切り役も経験。「100人以上を前に、朝礼の進行もやった」。今ではいい思い出だ。
○…娘は旭高バスケ部出身で、3年生のときPTA会長を務めた。バスケ部のほかサッカー部や野球部の試合会場に足を運ぶことも。PTAOB会副会長や学校評議員を務めるなど母校への思いは強く、地区や他校PTAの会合を通じて人脈も広がりつつある。「できることはお手伝いしたい」。6年後のW杯日本開催に向け、休部中のラグビー部復活がOBとしての夢だ。
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