旭区内の福祉活動を発表する「きらっとあさひ福祉大会」が2月22日、旭公会堂で開かれた。講演の部には南希望が丘在住のWBC世界フライ級チャンピオンの八重樫東(あきら)さんが登壇し、ボクシングを通じた子育て法などを展開した。
八重樫さんは、3児の父親。自身が両親から受けてきたように、あいさつや礼儀作法に関しては厳しくしつけるなど、普段リング上では見せない父親の顔をのぞかせた。
ボクシングを通して、子どもたちに伝えたいことに「努力・辛抱・感謝」を挙げる。「当たり前のことだが、なかなかできない。でも、未来を生きていく中では大事なこと」とボクシング人生と照らし合わせ、子どもたちに教えている。
地域に「つながり」
4年前に旭区に越してきて以来、地域とのつながりを深く感じるという八重樫さん。子どもたちを見てもらうことも多くあり、「親だけで育てると、子どもの考え方が偏ってしまう。地域で子育てする環境の方が、子どもも育つと思う」と地域への思いを口にした。
4月には3度目となる防衛戦を控える。そんな父親の姿を見て、長男の圭太郎君(8)も世界チャンピオンのボクサーが将来の夢だ。「子どもの目に恥じない戦い方をしたい。ボクシングも子育ても、日々努力しながら成長していきたい」と語った。
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