老朽化により建て替え工事が進められてきた「旭休日急患診療所」(二俣川1の88の16)がこのほど完成。関係者ら約80人が参加し3月29日、式典・内覧会が行われた。診療業務は6日(日)から開始される。
旭休日急患診療所は横浜市の救急医療体制の一環として、一般社団法人 横浜市旭区医師会(八ッ橋輝海会長・会員数213人)が運営を行う施設。同医師会の事務局も置かれ、「横浜市旭区医師会館」としても機能する。診療が行われるのは、日曜・祝日と年末年始。診療科目は内科と小児科。同医師会会員が2人ずつ輪番で診療にあたる。
29日に行われた式典・内覧会には医師会関係者のほか、濱陽太郎区長らが参加。八ッ橋会長は「10年来の思いが叶いました。敢えて2階建てにしたことで耐震性が高まりました。災害時の拠点として安心できます」と話した。
災害時は医療拠点に
旧施設が開所したのは1977年7月。30年以上が経過した建物は老朽化が進み、耐震診断でD判定(すぐに補強、もしくは建て替えが必要)となったことで、建て替え計画が進んだ。
新施設は鉄筋コンクリート造2階建て。3階建てだった旧施設より階数は減るものの、延床面積は496・20平方メートルで約33平方メートル増。1階は駐車場のほか講堂・会議室など、2階は診療所と事務局が備わる。今後は、講堂で区民に向けた講演会を実施するほか、講堂の利用を区民にも開放していく予定。また、非常用発電機などの設備も備えられており、災害時には一時医療拠点としても活用される。
施設に関する問い合わせは旭区休日急患診療所【電話】045・363・2020、旭区医師会【電話】045・363・2660。
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