市政レポート せつまが語るNo.32 子どもを取り巻く現状と課題
横浜市会の2014年第1回定例会が3月で閉会しました。3月20日の予算特別委員会の総合審査で、私が行った質問の一部を紹介します。
ベビーシッターの課題
去る3月17日、磯子区にお住まいの2歳のお子さんが、埼玉県のベビーシッターのもとで亡くなるという事件が発生しました。ベビーシッターは、届出を行うなどの法令上の規制がありません。市としての実態調査の必要性について確認したところ、林市長から「2015年に新たな認可事業として、居宅訪問型保育事業が創設される。これにより、一定の水準にある事業者を把握できることで質が確保される」との回答を得ました。私は、ベビーシッターの品質保証の仕組み作りなどの迅速な対応が必要と強く訴えたところです。
小中学生のネット依存
インターネットの急速な普及に伴い、利便性の高いSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)など、コミュニケーションの手段が多様化。一方、小中学生の「ネットいじめ」など、様々なトラブルも発生しています。子どもたちのSNSの適正な活用や課題認識について、教育長から「SNSは閉鎖されたグループ内での利用が多い。子どもたちが安心して安全にネットを利用するため、保護者が具体的に活用できる内容を掲載したリーフレットを作成。4月から配布します」との回答を得ました。また、もう一つ心配なのが、急速に進むネット依存。実態把握、ネット依存から子どもを守る効果的な取り組みをスピード感を持って進めていくことを要望しています。
中学校昼食の充実を
横浜市の中学校では、これまで家庭からの弁当持参が基本となっています。校内で販売される業者弁当のあり方、その栄養バランスや温もりなど、中学校昼食の充実に向けた取り組みに関して質問しました。教育長は「他都市の事例を参考に学校施設の現況を調査します」と回答。安心安全なランチ実現に向け私は、アレルギー疾患のある生徒のみならず、生産者の顔が見える地産地消の取り組みも推進するよう求めています。
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